総返済額が減る魔法。カードローンの繰り上げ返済とは。

ポン太
博士!先月カードローンを利用したのですが、今月ボーナスが入り月々の返済額よりも多く返済できそうなんです。
ポン太
こういう時って決まった返済額以上返してもいいのでしょうか。
たぬき博士
もちろんじゃ。月ごとに決まった額よりも多く返済することを繰り上げ返済というのじゃが、絶対にした方がいいことじゃぞ。
ポン太
そうなんですね!じゃあ早速返済をしてきます!
たぬき博士
ふぉふぉふぉ、そう慌てるでない。これから繰り上げ返済とその注意点を詳しく説明していくから、それを聞いてからお金を返してきなさい。

良いことずくし!繰り上げ返済の仕組みとメリット

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繰り上げ返済とは、月々支払わなければいけない額にプラスしてさらにお金を返すことです。

繰り上げ返済を行うと元金が予定よりも多く減るので返済期間はもちろん、最終的に払う総利息分も減らすことができます。利息分が減るので返済額が減り、結果的に大変お得になるサービスです。

繰り上げ返済は積極的に行おう!

カードローンを利用しているほとんどの方がリボルビング払いで返済をしていると思います。リボルビング払いは返済期限が決まっておらず、ずるずると返済期間が延びてしまう可能性が大きい返済方法です。

返済期間が延びればその分利息も多く支払わなければいけません。

カードローンの返済はリボ払い(リボルビング)が主流!これさえ押さえればOK!

カードローンの返済は「リボルビング払い」という方法で行われます。またリボルビング払いには多くの種類があり理解するのがと…

そのため月々の決められた返済額は最低金額だと思い、余裕があるのであればどんどん繰り上げ返済を行っていくのがいいでしょう。

繰り上げ返済をするとどこまでお得になるのか

繰り上げ返済をした場合どのように返済額が減っていくのかを計算していきます。

ここでは主に貸金業者で使われている【残高スライドリボルビング方式】【定率リボルビング方式】の二つの例を挙げてみていきましょう。

※【残高スライド元利定額リボルビング方式】は【残高スライドリボルビング方式】と追加返済の際は、同じように計算されるのでここでは省きます。

残高スライドリボルビング方式

50万円の借入を15%の金利を提供している業者で行った場合。返済額は以下のように決められているとします。

  • 40万円~50万円 毎月6万円
  • 20万円~40万円 毎月5万円
  • ~20万円 毎月4万円

(例1)繰り上げ返済を行わなかった場合

返済額 利息 残高
借入月 50万円
一か月目 6万円 6,164円 44万円
二か月目 6万円 5,424円 38万円
三か月目 5万円 4,684円 33万円
四か月目 5万円 4,068円 28万円
五か月目 5万円 3,452円 23万円
六か月目 5万円 2,835円 18万円
七か月目 4万円 2,219円 14万円
八か月目 4万円 1,726円 10万円
九か月目 4万円 1,232円 6万円
十か月目 4万円 739円 2万円
十一か月目 2万円 246円 0
合計 50万円 32,789円

11ヶ月かかり、返済額(50万円)と利息(32,789円)の合計で53,789円の総返済額がかかっています。

(例2)6万円の繰り上げ返済を三か月目と六か月目に二回行った場合

返済額 利息 残高
借入月 50万円
一か月目 6万円 6,164円 44万円
二か月目 6万円 5,424円 38万円
三か月目 11万円
(5万円+6万円)
 4,684円  27万円
四か月目  5万円  3,328円  22万円
五か月目  5万円 2,712円 17万円
六か月目  10万円
(4万円+6万円)
 2,095円 7万円
七か月目  4万円  863円 3万円
八か月目  3万円 369円 0
合計  50万円  25,369円

繰り上げ返済を行った場合、総返済額は返済額(50万円)に利息(25,369円)を足した52,369円です。繰り上げ返済を行わなかった場合と比べ、返済期間は3ヶ月短くなり利息も7,150円安くなっています

定率リボルビング方式

50万円の借入を15%の金利を提供している業者で行った場合。毎月元金の25%を支払うと契約したとします。

(例3)繰り上げ返済を行わなかった場合

返済額(25%) 利息 残高
借入月 50万円
一か月目 125,000円 6,164円 375,000円
二か月目 937,50円 4,623円 281,250円
三か月目 70,312円 3,467円 210,938円
四か月目 52,734円 2,600円 158,204円
五か月目 39,551円 1,950円 118,653円
六か月目 29,663円 1,462円 88,990円
七か月目 22,247円 1,097円 66,743円
八か月目 16,685円 822円 50,058円
九か月目 12,514円 617円 37,544円
十か月目 9,386円 462円 28,158円
十一か月目 7,039円 347円 21,119円
十二か月目 5,279円 260円 15,840円
十三か月目 3,960円 195円 11,880円
十四か月目 2,970円 146円 8,910円
十五か月目 8,910円 109円 0
合計 50万円 24321円

25%というかなり高い割合の返済をしても15ヶ月かかり、総返済額も524,321円(50万円+24,321円)となっています。

(例4)6万円の繰り上げ返済を三か月目と六か月目に二回行った場合

返済額(25%) 利息 残高
借入月 50万円
一か月目 125,000円 6,164円 375,000円
二か月目 937,50円 4,623円 281,250円
三か月目 130,312円
(70,312円+6万円)
 3,467円  150,938円
四か月目  37,734円 1,860円 113,204円
五か月目  28,301円 1,395円 84,903円
六か月目  81,225円
(21,225円+6万円)
1,046円  3,678円
七か月目  3,678円  45円  0
合計 50万円 18,600円

繰り上げ返済を行った場合七か月で完済となり、利息も18,600円と割安です。(例3)と比べても8ヶ月返済期間が縮まり、利息も5721円少なくなっています

繰り上げ返済をした場合かなりお得になる

以上二つの返済方法で繰り上げ返済をした場合としなかった時を比較しました。繰り上げ返済をした場合は同じ借入額でも返済期間が短くなり、最終的に払う総利息額も少なくなることが理解できたと思います。

また例では期間が長くなりすぎ分かりずらくなることを避けるために、月々の返済額は実際のものよりも高く設定しました。実際の返済額だとより返済期間が長くなり、利息も高くなります。

ポン太
具体例からも繰り上げ返済をすることが、返済期間を短くし利息を少なくするのに繋がることがわかりました!急いで追加で返済をしてきます。
たぬき博士
これこれ、ポン太は本当にせっかちよのう。繰り上げ返済には注意点もあるから最後まで話をきくのじゃ。

繰り上げ返済はあくまでもその月の返済

繰り上げ返済はあくまでも支払いをした月の返済で、翌月の返済ではないので注意が必要です。

例えば毎月3万円の支払いをしなければいけない場合、前月に追加で2万円を支払ったからといって当月の返済が1万円になるというわけではありません。繰り上げ返済をした次の月もしっかりと、決まった額は返済しなくてはいけません。

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まとまったお金が手に入り多額の繰り上げ返済をしてしまい、次の月にお金がなくて返済ができなくなったら本末転倒です。

そのためボーナスなどが入り一時的に決まった額以上を払えたとしても、翌月も最低額は払えるように計算をしてから繰り上げ返済をするようにしましょう。

翌月の返済を考えつつなるべく繰り上げ返済をしよう

ポン太
博士、繰り上げ返済のメリットをまとめてみました。

  • 返済期間を短くし完済を早める
  • 利息を少なくし最終的に払う合計返済額を少なくする
たぬき博士
そうじゃな、しっかり理解してくれて嬉しいわい。リボルビング払いで設定された毎月の支払い額は最低限と考え、余裕があるなら追加で支払いをするようにするのじゃぞ。
ポン太
ただし翌月も設定額はしっかりと払えるよう、計画的に繰り上げ返済をするようにしなければいけないんですよね。
たぬき博士
その通りじゃ!しっかりと理解できたようじゃし、繰り上げ返済に行ってきなさい。
ポン太
はい、博士!今日はありがとうございました。
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